ではでは福井の夜へ、、、
福井のロフト付近に降り立ち、連絡を取っていた山内さんと合流。
今日寝床を提供してくださるバーへ向かいながら少々会話。
「君はさ、この旅にいくら持って来たの?」
「なんかあったらのために5000円持って来ましたっ!!」
「5000円!?そ、そんなにはっきり言われるとびっくりしちゃうね…。」
そう、わたくし甘えが出ないようにとこの旅は5000円でなんとかしようと出発したのです。
そうこうしてるうちにバーFへ到着。
あたふたしながらカウンターの席に座りマスターとなじみのお客さん、山内さんに自己紹介。
なんと山内さんも書道家山内改行として全国を回っているそうです。
その地で稼いだお金で次の地へ。食べ物も稼ぎ次第。稼ぎがなければ公園の水だけ。
もちろん風呂なんかも入れないそうです。
「なんかあったらのために5000円持って来ましたっ!!」
「5000円!?そ、そんなにはっきり言われるとびっくりしちゃうね…。」
なんとお恥ずかしい…。
山内さんの家族事情、家計簿事情、を聞いて恥ずかしく思ったと同時に、まだまだ俺にもやれる余地があるんじゃないかという希望感を持たせていただくことができました。
みんなで書道家山内改行さんを応援しましょう!!
「ってことで、いろいろな方にお世話になりながらヒッチハイクという旅をさせてもらっています」
思いのまま言った言葉。この言葉が少々、波乱を生みました。
ご飯を出してもらったりお酒を頂いたり、ちょい料理を運ぶのを手伝い、まったりしてたら、
なじみのお客さんから一言。
「君はさっきからね、旅をさせてもらってるっていうけど君自身が旅をしてるんじゃないの?」
返す言葉に戸惑いました。
確かにいろいろ考えた末に旅をしたいと思ってこのヒッチハイクを始めました。
旅はしてる。
でもいろんな人にお世話になってるのも確か。
たくさんの人の親切に甘え、お世話になりここまで来れた。だから旅を続けることができた。支えられての旅であって自分一人の旅じゃない。
でもそのときそのときに会う人には一人の旅。自分自身がやってる旅。
んー、納得いく答えが出ない、、、
「そうなんですけど、自分だけの旅じゃないとは思ってます。」
出した答えがこれ。なんとも曖昧な返答。
討論の開戦。周りを巻き込みディスカッション。
「確かに感謝の気持ちは大事だよね」
「それは自分でなんとかしようとしてないんじゃない?」
「誰のための旅よ?」
夜は耽け、納得のいく答えの登場により終焉。
「感謝の気持ちは大事。だけどそれは表立って言ってしまったら気使わせる。だって興味本位だけの人もいるから。だから言わずに、思いだけを持つ。そして何かしてもえたら精一杯の感謝を伝える」
当たり前のことを改めて気付かされる。それがこの旅かな。
…にしてもこのマスターなんか凄みがあるな。
「実は、マスターはね、市議会議員なんだよ。」
!??
なんとマスターが市議会議員!!
そりゃ話に凄みがあるわけだわ。
興味がある方はぜひバーFへ!!
お店の後片付けをして、今日は椅子がベットになりそう。サイコー!
丸まってぬくぬく寝ることになるわけです。
さて明日からは一気に大移動が始まります!!
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